2007/ブロック2研究会発表題目及び発表の概要 のバックアップの現在との差分(No.2)
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#freeze [[2007]] [[支部大会・研究会]] *2007年度JACET中国・四国支部岡山・鳥取ブロック研究会(ご案内) [#zd34886b] JACET中国・四国支部会員の皆様&br; ~ 菊花の候、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。&br; さて、本年度の岡山・鳥取ブロック研究会を下記のように計画いたしまたので、ご案内申&br;し上げます。岡山・鳥取ブロックの会員の方のみならず,他ブロック会員及び非会員の方&br;々のご参加も歓迎いたします.ご参加の程宜しくお願い申し上げます。&br; &br; 尚,研究発表,講演のみのご参加も歓迎いたします。&br; >>>大学英語教育学会(JACET)&br;中国・四国支部支部長&br;西田正(広島大学) **1.日時: [#lf92b1a5] >12月 9日(日) **2.場所: [#fe73f99c] [[岡山大学(津島キャンパス)教育学部:http://www.okayama-u.ac.jp/user/ed/Edu.html]]・講義棟2階~ (参照: [[岡山大学HP:http://www.okayama-u.ac.jp/]] → [[大学へのアクセス:http://www.okayama-u.ac.jp/jp/access.html]]) **3.次第 [#r56148fb] ***(1) 受 付: 12:30〜13:00(講義棟ホール) [#i8d519ee] ***(2) 研究発表: 13:00〜14:55(発表20分・質問5分) [#k9d59047] ***(3) 講 演: 15:20〜16:40 [#a92cc447] 「Communication Strategies: 研究の成果と課題」 岡山大学教育学部教授 高塚成信先生 ***4.駐 車 場 [#y6fdb772] **4.駐 車 場 [#y6fdb772] >教育学部建物西側。および北側テニスコートの南 *Invitation for 2007 JACET Chugoku-Shikoku Chapter [#daa04ed4] Okayama-Tottori Block Meeting Dear Members of JACET C-S Chapter,~ ~ We would like to invite you to participate in Okayama-Tottori block&br; meeting to be held at Okayama University, Faculty of Education&br; (http://www.okayama-u.ac.jp/), Okayama City, on Dec. 9, 2007. We hope&br; this meeting will be a good opportunity to share our ideas about EFL/ESL.&br; ~ ~ Best regards &br; Tadashi Nishida&br; JACET Chugoku-Shikoku Chapter Office &br; Tel 082-424-6430 &br; ~ *発表1: 13:00〜13:25 [#h5284039] **(1)氏名 [#e220fb17] >村上博子(Graduate School of Temple University) **(2)題目 [#g3384cec] Designing a One-minute Critical Speech Class Curriculum for the High School Classroom **(3)概要 [#w13d0b73] >The purpose of this paper is to explain how to design a one-minute speech class curriculum for first year students of the academic high school classroom based on Brown: to make a student hand in a one-minute logical speech (including Greeting, Theme, Why I selected this title, First, Second, Third, and Conclusion), imitating a sample. It will help a Japanese student to present a speech and to write a paper at a university in their future. First, Needs Analysis, second, The Progress, third, “Designing a One-minute Speech Class Curriculum for HS” revised by the author (1999) will be introduced. To rate the student’s speech Harris’s Oral-English Rating Sheet and to improve student’s speech presentation manner ‘Harrington & Lebeau’s Rating Sheet will be used. As the result, it seems to be effective to teach in bilingual. >The purpose of this paper is to explain how to design a one-minute speech class curriculum for first year students of the academic high school classroom based on Brown: to make a student hand in a one-minute logical speech (including Greeting, Theme, Why I selected this title, First, Second, Third, and Conclusion), imitating a sample. It will help a Japanese student to present a speech and to write a paper at a university in their future. First, Needs Analysis, second, The Progress, third, "Designing a One-minute Speech Class Curriculum for HS" revised by the author (1999) will be introduced. To rate the student’s speech Harris's Oral-English Rating Sheet and to improve student's speech presentation manner 'Harrington & Lebeau's Rating Sheet will be used. As the result, it seems to be effective to teach in bilingual. *発表2: 13:30〜13:55 [#c34ae59c] **(1)氏名 [#t5f1474f] >岩中貴裕(神戸女子短期大学) **(2)題目 [#u8dc9b04] 第二言語習得におけるアウトプットと気づきの役割 ―アウトプットの直後に関連したインプットに触れるというプロセスが言語形式の保持に与える影響― 第二言語習得におけるアウトプットと気づきの役割 ―アウトプットの直後に関連したインプットに触れるというプロセスが 言語形式の保持に与える影響― **(3)概要 [#p8f922b1] >Krashen(1985)は,言語運用能力向上のために効果的なのは理解可能なインプットだけであり,学習者によるアウトプットは言語運用能力向上には貢献しないと主張している。Krashenは,アウトプットは習得の結果であり過程ではないと考えている。これに対してSwain (1985)は,言語を産出するという行為も第二言語学習過程であると主張した。Swainは第二言語習得におけるインプットの重要性を認める一方で,正確さの向上のためにアウトプットも必要だと主張している。Swain(1995)は第二言語習得におけるアウトプットの機能として,1) 気づき機能,2) 仮説検証機能,そして3) メタ言語的機能,を挙げている。アウトプットが第二言語習得にどのように貢献するかを明らかにすることを試みた研究の多くは,学習者自身が目標言語で言語産出を行なうことは中間言語の発達に貢献するという結果で一致している(DeKeyser & Sokalski 1996; Izumi, 2002; Suzuki, Kubota, Itagaki, & Takeuchi, 2006)。本発表では,これまでに発表者等が行ってきた3つの調査結果を概観する。いずれの調査においても調査参加者はまずアウトプットを行い,その後でモデルインプットに触れた。アウトプットを行った後でモデルインプットに触れるというプロセスが言語形式の保持にどのように貢献するのかを明らかにする。 >Krashen(1985)は,言語運用能力向上のために効果的なのは理解可能なインプットだけで あり,学習者によるアウトプットは言語運用能力向上には貢献しないと主張している。Krashenは,アウトプットは習得の結果であり過程ではないと考えている。これに対してSwain (1985)は,言語を産出するという行為も第二言語学習過程であると主張した。Swain は第二言語習得におけるインプットの重要性を認める一方で,正確さの向上のためにアウ トプットも必要だと主張している。Swain(1995)は第二言語習得におけるアウトプットの機 能として,1) 気づき機能,2) 仮説検証機能,そして3) メタ言語的機能,を挙げている。 アウトプットが第二言語習得にどのように貢献するかを明らかにすることを試みた研究の 多くは,学習者自身が目標言語で言語産出を行なうことは中間言語の発達に貢献するという結果で一致している(DeKeyser & Sokalski 1996; Izumi, 2002; Suzuki, Kubota, Itagaki, & Takeuchi, 2006)。本発表では,これまでに発表者等が行ってきた3つの調査結果を概観する。いずれの調査においても調査参加者はまずアウトプットを行い,その後でモデルインプットに触れた。アウトプットを行った後でモデルインプットに触れるというプロセスが言語形式の保持にどのように貢献するのかを明らかにする。 *発表3: 14:00〜14:25 [#bc111e9b] **(1)氏名 [#c170d125] >小山尚史(岡山大学) **(2)題目 [#xb236426] 英語のリスニングのメカニズムについて―PSUと記憶の分析から− **(3)概要 [#ff122d01] >英語のリスニングではPerceptual Sense Unit (PSU)という7±2音節から成るリスニングの処理単位である知覚意味単位(河野(2001))が知られている。PSUは階層を成すと捉えられているため、音素や音節の知覚や認識が、単語認知する前に行われると考えられる。一方、音韻記憶は、なじみのない形態素については、語彙学習への効果を通してのみ、文法学習には効果的である可能性がある(Williams, J.N. &Lovatt, P. (2005))。そのため、音声知覚と単語認知能力が、一定のレベルに達していないと、リスニングでの文法処理能力の向上は困難と考えられる。この点について、ディクテーションの誤答分析から考察する。また、リスニングでの意味理解には、意味レベルの要因として、音韻記憶よりむしろ、長期記憶での保持内容が関係すると考えられており、その内容が重要と考えられる。リスニングでは、長期記憶中に蓄えられた語彙の音声の手掛かりが、作業記憶中で活性化され(C. Doughty(2001))、音声知覚、単語認知された後に、PSUが文法分析され、意味が引き出されると捉えられる。この一連のプロセスの、統一が取れた能率的な進行が重要であることについて発表する。 >英語のリスニングではPerceptual Sense Unit (PSU)という7±2音節から成るリスニン グの処理単位である知覚意味単位(河野(2001))が知られている。PSUは階層を成すと捉えられているため、音素や音節の知覚や認識が、単語認知する前に行われると考えられる。一方、音韻記憶は、なじみのない形態素については、語彙学習への効果を通してのみ、文法学習には効果的である可能性がある(Williams, J.N. &Lovatt, P. (2005))。そのため、音声知覚と単語認知能力が、一定のレベルに達していないと、リスニングでの文法処理能力の向上は困難と考えられる。この点について、ディクテーションの誤答分析から考察する。また、リスニングでの意味理解には、意味レベルの要因として、音韻記憶よりむしろ、長期記憶での保持内容が関係すると考えられており、その内容が重要と考えられる。リスニングでは、長期記憶中に蓄えられた語彙の音声の手掛かりが、作業記憶中で活性化され(C. Doughty(2001))、音声知覚、単語認知された後に、PSUが文法分析され、意味が引き出されると捉えられる。この一連のプロセスの、統一が取れた能率的な進行が重要であることについて発表する。 *発表4: 14:30〜14:55 [#a10dfd40] **(1)氏名 [#nbdbd8a0] >田淵博文(就実大・短大) **(2)題目 [#u08496b9] ロアルド・ダールの‘Edward the Conqueror’ における英語表現と曖昧性について **(3)概要 [#d8985d34] >ロアルド・ダールの短編 ‘ Edward the Conqueror’ は、夫婦についての話である。登場人物は一組の中年の夫婦と一匹の猫である。10月のある一日の昼頃から夕方までにおこった出来事(突然の猫の出現)をとおして、夫婦関係がいとも簡単に壊れていく過程を克明に描いている作品である。気になる英語表現を挙げながら、この短編の論理的構成について言及したい。また、Ernest Hemingwayの短編‘Cat in the Rain’と比較しながら、ダールのこの作品にこめたメッセージについて考えてみたい。 >ロアルド・ダールの短編 ‘ Edward the Conqueror’ は、夫婦についての話である。登 場人物は一組の中年の夫婦と一匹の猫である。10月のある一日の昼頃から夕方までにおこった出来事(突然の猫の出現)をとおして、夫婦関係がいとも簡単に壊れていく過程を克明に描いている作品である。気になる英語表現を挙げながら、この短編の論理的構成について言及したい。また、Ernest Hemingwayの短編‘Cat in the Rain’と比較しながら、ダールのこの作品にこめたメッセージについて考えてみたい。