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Top / 2010 / ブロック1研究会

2010

JACET中国・四国支部広島・山口・島根ブロック研究会

日時: 9月25日(土) 10時30分〜14時00分

場所: 

安田女子大学 6号館2階 6202教室

安田女子大学へのアクセス:

http://www.yasuda-u.ac.jp/top/outline/access/index.html

受付 10:00〜

プログラム

1.ワークショップ 10:30〜12:00

ワークショップ題目

Moodle を用いたワークショップ

担当者

松岡 博信 (安田女子大学)

ワークショップの概要

Moodleは、Linux あるいはWindows サーバーにインストールするフリーのCMS(Course Management System)であり、全世界で多くの教育者に用いられている。本学でも5年前から試験的に用い、3年前から本格的に各先生に使用していただいている。授業におけるMoodleの一番の素晴らしさは、教授者と学習者の共通のホームが学内外を問わず、ネット上に存在するということである。Moodleは、授業履修者全員への個別および一斉メール送信、スケジュール提示、教材配信、課題提出、課題閲覧、テスト問題作成、成績管理など大変多くの機能を有している。今回は、これらの機能を紹介すると共に、様々なタイプのテスト問題作成に携わっていただき、かつ、音声のmp3へのエンコード方法やそのMoodleへの埋め込み、さらに教材ファイルの掲載方法なども体験していただきたい。

*事前申し込みの必要はありません。奮ってご参加ください。

2.12:10〜13:00 昼食休憩 (役員会)

*時間が不足する場合は、役員会を研究発表後にも行ないます。

3.13:00〜13:30 研究発表1

発表者:

岩田 淳(島根大学)、玉木 祐子(Waikato Institute of Technology)、ジョン・クレイトン(Waikato Institute of Technology)

発表題目

Moodleを活用した医学英語教育(Teaching English for medicine by making use of Moodle)

発表概要

  • 国際化の進展とともに,医療に従事する人材にとって英語の重要性が更に高まってきているが,過密化の一途をたどる医学部カリキュラムの中に十分な英語の授業時間を確保することは困難であり,限られた授業時間の中で,英語力をいかに高めるか,また,授業外での英語学習をいかにサポートしていくかが,医学部の英語教育に課せられた大きな課題となっている.
  • 島根大学医学部では,eラーニングを活用した授業ならびに英語学習サポート体制の改善を目的に,2008年度末に60台のシンクライアント形式のCALLシステムをLL教室に導入し,2009年度から医学科1年生「英語IB」(1単位)と医学科2年生「英文購読」(1単位)において,オープンソースのLMS,Moodleを活用したブレンディッド・ラーニング授業(以下「BL」と記す)の実践を開始した.
  • 発表者は,これらのBLによる授業で利用したMoodle教材について,これまでに開発した指標(Perceptual Measure)(Iwata &Clayton 2008)によって評価を行った結果,(1)授業でコンピュータを利用することに不安を持つ学生が多いこと, (2) 教材が積極的な学習に役立っていること, (3)教材のデザインに改良の余地があること,(4)教材に対する満足度は概ね高いが,学習管理,学習の質について疑問視する学生がいる,ことが判明した.
  • 今後は,こうした結果を踏まえMoodleを活用したBLの実践によって更なる医学英語の授業改善を目指していきたい.
  • 参考文献

    Iwata, J., Clayton, J.: Using a perceptual measure to evaluate students' acceptance of digitally created English learning content, WorldCALL 2008 Proceedings, d-091-g-051, d_119, 2008.

4.13:30〜14:00 研究発表2

発表者:田辺 尚子 (安田女子大学)

発表題目

短期大学保育科における基礎教育科目「英語コミュニケーション」の実践報告―授業満足度を高める工夫―(Educational Research on the subject ‘English Communication’ in Early Childhood Education at a Junior College: How to Enhance the Degree of Satisfaction with the English Class)

発表概要

本発表は、本学の短期大学保育科1年次の基礎教育科目「英語コミュニケーション」の4年間の実践報告である。この科目は必修科目であるため、英語が嫌い、または苦手な学生も多いことを考慮し、英語学習に対する動機づけを高めることによって授業満足度を高める工夫を続けてきた。その結果、全学で実施される学生による授業評価アンケートにおいて、昨年度前期の授業満足度は5点満点で4.7(短大平均4.4、SD=0.58)、後期は4.9(短大平均4.6、SD=0.54)であった。そこで、授業評価アンケートの結果を分析することにより、本実践研究の対象となった保育科の学生にとってDӧrnyei (2001) のMotivational Strategies in the Language Classroomのうち、どの英語指導ストラテジーが動機づけを高めるのに特に有効であったかを明らかにする。また、保育科以外の学部・学科における教養科目としての英語とEnglish for Specific Purposes (ESP)の融合を図る授業デザインの有効性についても示唆する。


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Last-modified: Tue, 15 Mar 2011 23:52:40 JST (4781d)