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Top / 2011年度JACET中国・四国支部大会 自由研究発表概要

2011支部大会

第1室(教育学部 B棟 22番教室)

発表1:発表者:松岡博信(安田女子大学)、榎田一路(広島大学)、橘野実子(安田女子短期大学)

「リスニング力の構成要素について」
  • これまで英語のリスニング力に関与すると思われるディクテーションに関わるワーキングメモリの効率性を測る方策を探ってきた。その中で、ディクテーションスパン(ある程度の長さの英文をどれくらいの長さの英文を記憶し再現できるか)をワーキングメモリの効率性を示す指標として捉え、リスニング力とディクテーションスパンとの関係に焦点を当てて研究を続けてきたが、本発表では、それ以外のリスニング力を構成すると思われる要素とディクテーションスパンおよびリスニング力との関係についての仮説を述べたい。

発表2:発表者:Judith Runnels(広島文教女子大学、Bunkyo English Communication Center)

Fairer Assessment: How to Start Making a Speaking Test
(もっと公平な評価: スピーキングテストの作り方)
  • Most of the literature on speaking assessment focuses on proficiency tests, i.e. what a speaker’s existing language ability is and how that reflects their underlying knowledge of language, often used for the purposes of placement. In the field of education however, testing should reflect what the students have learned in class, and work on achievement tests, is unfortunately, seriously lacking. Achievement tests aim to give students the opportunity to demonstrate how well they can use language they were previously exposed to and practiced using in the classroom, and not (simply), how good their English is. Designing a fair speaking test, however, is no easy task: speaking tests are notoriously complicated because of the many factors that can influence one’s impression of another’s proficiency in a language and designing them is not usually included in teacher training courses. Given that speaking tests usually make up a percentage of the students’ final grades, they should not be overlooked. That being said, designing a test can be a daunting or task for teachers who have no knowledge or interest, as the literature on it can be overwhelming.
  • This presentation discusses some of the preliminary steps that can be taken for teachers who have little or no experience in test development and for those that are interested in making their tests more representative of the curriculum, or in other words, a fairer assessment. Prompt development and different testing and rating styles are commented on.

発表3:発表者:Gary Cook and Erica Sponberg(広島文教女子大学、Bunkyo English Communication Center)

Vocabulary Test for Dummies: Starting from Scratch
(ゼロから始める語彙テストの作成法)
  • At the Bunkyo English Communication Center (BECC), all materials are designed in house, including our testing procedures. Over the last year, our colleagues revised our vocabulary study lists for Freshman and Sophomore English to better represent the words used in the BECC curriculum. New vocabulary lists means, new tests. What to do? Where to start? In this presentation, we will talk about the process we went through to design, from scratch, an engaging computer-based vocabulary test. We are looking forward to share our process to all language teachers and create a dialogue about creative vocabulary testing.

第2室(教育学部 B棟 23番教室) †

発表1:発表者:尊田 望 (山口大学非常勤)

Semiotic Functions of English in Japanese College Students' Daily Life 
  • 〔背景〕今日の日本において、英語は単に学校で学習する外国語の機能領域を超えている (Stanlaw, 2004; Seargeant, 2009)。それは、日本の回りを取り巻く世界を象徴し、外国と外国人を日本に関連付けるものである(Yashima,2002)。たとえば、英語は日本のポピュラーソングに多く使われており、大胆さ・象徴性・芸術性・異国情緒・現代性・自由・斬新さ・創造性などを伝える(Stanlaw, 2004, pp. 101-126; Seargeant, 2009, pp. 106-131)。しかし、この種の機能は、応用言語学では周辺的な領域としてしか見なされず、「無視された言語学的残余部分」(a disregarded linguistic residue)(Seargeant, 2009, p. 144)とさえ呼ばれることがある。
  • [目的]大学生の日常生活の中で、英語の象徴的な機能がどのように働いているかを観察・分析し、その示唆するところを大学英語教育にどのように適用できるか考察する。
  • [方法]対象は、山口大学で著者の授業を受講した学生194名(2009年12月-2010年1月実施)。(1)質問紙を用いて大学生自らが日常生活で用いているカタカナ英語を20、また生活環境の中で見たり聞いたりするカタカナ英語を20、それぞれリストアップしてもらう。以上のデータを質的・量的に分析する。(2)山口大学のキャンパス、及びキャンパス周辺で用いられている英語(書かれているもの)の機能を分析する。
  • [結論]英語は、平均的な大学生の日常的な生活では象徴的な意味合いで頻繁に使われており、この事実を英語教育に効果的に用いることにより、彼らの英語能力を伸ばすことに貢献できると思われる。

発表2:発表者:田淵博文(就実大学・就実短期大学)

ロアルド・ダールの短編“The Hitchhiker”における言語表現とユーモアについて
(On the Study of Linguistic Expressions and Humour in Roald Dahl's“The Hitchhiker”)
  • ロアルド・ダールは世界的に有名な児童文学者であると同時に短編の名手でもある。ダールの短編は論理構成がしっかりとしていて、最後で読者をあっといわせるような落ち(どんでん返し)がつくのが特徴である。この研究発表では登場人物である自称指細工師(fingersmith)と名乗る人物の話す英語に着目しながら、主に冒頭と終結部の描写を言語学的に分析し、ブラックユーモアについて考えてみたい。短編小説を使った読みの指導において、学習者が行間を読みながら作家の意図した言語的仕掛けに気づき、その場面の情景描写を生き生きと脳裏に描くことができるようになるための指導上のヒントを述べてみたい。

発表3: 発表者:高垣俊之(尾道大学)

短期語学留学と英語習得に関する一考察
  • 英語圏に留学をすれば英語がうまくなると思う人は多い。英語を生活のため、そして学業のために使用する環境に身を置けば、英語に慣れ親しみ熟達すると考えるのは自然なことかもしれない。しかし、あらためて留学と外国語習得について考えてみようとすると、その関係は単純ではないことに気がつく。
  • そもそも留学とは何であろうか。そして、外国語を習得するとはどういう意味であるのか。それぞれの問いに答えることは必ずしも容易ではなく、したがって、留学と外国語習得の関係を詳らかにすることはなお一層難しいといえよう。興味深いことに、留学と言語習得の関連性を扱っていると思われる主要な英語教育学事典や応用言語学事典を調べても「留学(study abroad)」という項目は見当たらない。
  • 本論の目的は、留学生活における言語習得環境を整理した上で、日本人大学生の短期語学留学と英語の習得に関して考察を試みることである。本発表では、まず、留学の種類、留学生活の時間配分、英語の質、認知的負荷、英語の習得、コミュニケーション能力について取り上げる。続いて、大学生の短期語学留学に関する先行研究をまとめた後に、具体的な英語プログラムについて考察を加えることにする。

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Last-modified: Thu, 02 Jun 2011 16:32:44 JST (2307d)